ココロザシ

ソーシャルビジネス、中小企業の動向、その他私事キロクします。

あたりまえのように、目標を達成する(1)

すべての行動は何らかの結果に結びついています。

また、何か行動をするときに、動機付け(=モチベーション)が必要とされています。つまり、結果を生むためには、モチベーションが必要だと。しかし、大半の人が良い成果を出せない、出し続けることができないと思っています。

 

世の中の成功者はきっと何か魔法のようなやり方を知っているに違いない、もともとお金があったからやりたいことができるに違いない、 結果が出ないのは、「モチベーションがでない」「モチベーションが維持できない」「モチベーションの出し方がわからない」とすることが多くあります。

 

先日読んだ本の中に、「絶対達成マインドの作り方」というのがあります。この本では、

・目標を達成するのにモチベーションは必要ない

・安定して結果を出すことができ、周囲との信頼関係を築くことができる

・自信がつき、コミュニケーション力がUP,さらにはアイデア脳になる

と説いています。

 

最近、中小企業向け経営コンサル会社に転職し、僕の人生の中で初めて「営業」ということに立ち向かわなければならなくなりました。もともと友達や上司・後輩とうまくやっていけるタイプでしたが、直接お客様、しかも自分より行動力や経験のある社長を相手にするものですから、いわゆるコミュニケーション力に不安があり、非常に不安です。

 

しかし、この本を読んだとき、必要なのは

 「行動を意識すること」

 「意識する自分を認めてあげること」

「自分の目標と行動をロックすること」

「ロックした行動をやること。はじめは結果を気にしない」

「ロックした行動をとることを繰り返すこと」

であるということが良くわかりました。

一言でいうと、

目標達成をあたりまえ化すること

が、モチベーションとは関係なく、かつストレスフリーで結果を出すことに繋がるのだということです。

 

コミュニケーション力や良いアイデアがあるからが行動して結果を出せるのではなくて、行動し、目標達成することが「あたりまえ」だから自信がつき、それがオーラとなって伝わり、円滑なコミュニケーションができる。そして物事を依頼されたとき初めから「無理」と反射的に考えてしまうことは考える回数が「0回」であるのに対し、それを達成するために何をするか考えた場合、その回数が「∞回」であるため、アイデア脳が鍛えられるとのこと。

 

非常に役立つ概念が多くあったので、次回以降備忘録として書籍の内容をまとめていきます。

 

〈起業〉個人の見える化③

今回は、個人活動の見える化と社会貢献を主軸においた具体的な事業内容のメモを書き留めます。現在のところ2つあるアイデアのうち、実行しやすいものを先に。

 

「フェアトレード商品を取り扱い、購入してただいた方の貢献が『見える』ECサイト」

 

主なターゲットは

・社会貢献やエシカル消費(倫理的消費)に興味のある方

・ファッション、雑貨に関心が高い20代から40代までの 女性

となります。

マーケットとしては、当初は日本国内で展開、その後反響をみて世界でも販売することを考えています。

 

通常のECサイトで、適切な品質である商品を適切な価格で販売することで、商品を製造した方が経済的恩恵を受けることを目的としています。

フェアトレードですので、商品を製造する方は、

  • 貧困から抜けだそうとしている
  • 障がいを抱えている
  • 宗教上、文化上立場・地位が極端に低い女性

など、社会的弱者に限定します。

安易に割引等はしません。

当初は既に国内外のNPO、NGOのプログラムで実施しているハンドメイド品を取り扱い、事業が回り出したら、プロジェクト内の資金を投資して新規に上記のような方々を雇用し、設備・備品を用意し、技術やデザイン指導をしながら、プロジェクトオリジナル商品を展開します。

商品ラインナップとしては、ハンドメイド品といっても、誰でも、長く使えるようなシンプルなデザイン、目の肥えた日本の消費者にも満足していただける品質を目指します。

主に

・バッグ

・革小物

・アクセサリ−

・洋服

・雑貨小物

等を取り扱う予定です。

 

ここまで見ると、通常のECサイト・フェアトレードのコンセプトと同様ですが、顧客に対する便益−このECサイトの特徴と言っても過言ではない−は、

・顧客が購入した商品の作り手(社会的弱者)の顔、コメント

・社会的プログラムを実施する団体の情報

・団体が本拠を置く社会的課題の紹介

・購入した商品に支払った代金のうち、ECサイト、団体、作り手収入の開示

・作り手が得られる収入で、どれくらい生活が改善するか、その指標

 

など、作り手と商品に関するストーリーを、具体的な社会的便益と経済的便益を簡易レポートとしてまとめ、サンクスレターという形で商品に梱包、あるいはサイト上に開示しようと考えています。

さらに、購入していただいた方のマイページには、これまでに購入した商品に関する作り手、団体、国が記録され、もたらした経済的・社会的恩恵などが自動的に記録される、という仕組みを取り入れたいと考えています。

ここがこのサービスの一番のミソで、顧客はただ商品を買うだけでなく、買って支払ったお金が、どのように社会的に弱い立場にある人の役に立っているかを、作り手の顔とともに「知る」ことができます。

購入すればするほど、記録が数字とともに蓄積されていき、「個人の社会的行動の見える化」が達成されていくと考えています。

 

これを実現させるためには、ただ商品を仕入れるだけでなく、作り手・団体の取材、その国が抱えている社会的課題の調査、適切な利益配分を考えるなど、非常に手間がかかります。しかし、この手間によりもたらされるものこそ、今の人々が求めている「自己のアイデンティティ追求」につながるものと考えています。

意識の高い方のエシカル消費としても、いいことをしているという自己満足でも、単純に良い商品だから買った、という理由でも何でもいいんです。

「モノを買う」という日常に、利他を少し含ませて、かつそれが記録される。これだけでも社会貢献の自己ログ・社会貢献活動の可視化につながり、買い手が生きる上での自信につながり、かつ地球上のどこかの人の生活向上につながる。

これこそがこのサービスが顧客にもたらす最大の便益であると考えます。いや、買い手だけでなく作り手にも。

 

まだまだ荒削りですが、このようなアイデアを今持っています。

次回は、「寄付」に焦点を当てた「個人の見える化」事業メモを書き留めます。

 

 

 

夢を叶える秘訣は、4つの「C」に集約される。それは、「好奇心」「自信」「勇気」そして「継続」である

−ウォルト・ディズニー−

〈起業〉個人の見える化②

今回は、社会や技術の変化に伴って、「個人の見える化」が俄にビジネスのタネになるのではないかということについて書きたいと思います。

データの収集や記録、蓄積、可視化が容易になった昨今、自分の活動を記録し、生活、いや人生に活かしたり、後世に自己の存在をアピールすることができる「自分ログ」が定着しつつあるのではないかと思います。

個人的なことではありますが、今僕は以下のようなことを記録・管理し、 普段の生活を見える化することによって、自分活動の見える化、そして行動の改善を図ろうとしています。

  • ナイキ+・・・iphoneのアプリ。ランニング等のエクササイズを記録する。走行距離、経路、走行時間、消費カロリー等が記録できる
  • 読書メーター・・・読書の記録。読了冊数、ページ数、感想などが記録できる
  • ZAIM・・・iphoneの会計アプリ。日々の入出金を記録し、収支を把握できる
  • iknow!・・・iphoneの英語学習アプリ。英単語の学習状況を記録し、記憶が定着した単語数が記録できる

それぞれジャンルは違いますが、自己管理と行動改善を図る上で非常に役に立っています。

何しろ多くのアプリにおいてデータの見せ方が直感的に理解できるように可視化されています。

それだけではありません。ほとんどのツールが、次への行動を促すための工夫が凝らされていて、モチベーションを高めてくれるのです。

とにかく、記録することが楽しくて、もっと次も頑張ろう、あるいは次はこうしよう、と動機づけられるのです。もちろん、記録すること自体が目的になってしまってはいけないとは思いますが、結果として自己成長あるいは現状把握の効果があるため、プラスと言えるでしょう。

そう、「自分ログ」とその見える化は、ある特定のテーマに対して、

  • 現状把握
  • 行動の改善・さらなる行動促進
  • 楽しさ・自己肯定感の促進

がもたらされる、素晴らしいことだと思います。

だとすれば、ある特定のテーマを選定し、テーマに沿った行動データを記録・蓄積し、見やすい形で表現し、さらに楽しくなるような仕掛けを施せば、そのツールの利用者が増えてくれるのではないかと思うのです。

ここでユーザーにもたらす提供価値は、「自己成長の見える化」そして「自己の前向きな行動に対する自己肯定」であると考えています。

さらに、この「特定のテーマ」は、僕の人生を捧げられそうなテーマを置くと・・・

「社会貢献」

となります。

これがテーマになれば、自己の社会貢献活動が見える化されることにより、社会的インパクトと自己肯定感のより一層の拡大が目指せるのではないかと考えるようになりました。

今後、具体的な事業アイデアメモを書いていこうと思います。

 

−夢を捨てるとき、この世は存在しなくなる−

ウィンストン・チャーチル

〈起業〉個人の「見える化」①

最近良く目にする「見える化」。

とくにビジネスの世界でよく目にする経営の見える化であれば、日々成果として現れる「数字」をわかりやすく「見える化」することで、次に打つべき施策など、意思決定を助けます。

投資の世界でも、投資対象のパフォーマンスがチャートなどの見やすいグラフで表すことにより、リスクとリターンのバランスを確認することができます。

大量の顧客データや行動ログなども、そのデータをよりわかりやすく「見える化」することにより、より効果的なマーケティングに活かすことができます。

IT技術の進展により、日々の成果やパフォーマンス、アクションは容易に「見える化」されやすくなっています。

このような「見える化」というキーワードで事業を考えた時、2つの視点から見える化を推進することで、事業に深みをもたせ、ひいてはプラスアルファの価値をもたらすことができると考えています。

第一にソーシャルセクター、いわゆるNPOやNGOなど、いわゆる社会的事業を推進する組織の、社会的成果=どれくらいの期間で、どの程度社会をよくしたかをについて「見える化」すること。

これはイギリスや米国など、西欧諸国を中心に研究が進められていますが、近年日本でも、組織の透明化、活性化や寄付市場の拡大を目的として、社会的成果の定量化について議論されています。

僕の中で社会的成果のベンチマークの生成、アウトカム、インパクトの可視化はソーシャル・ビジネスを考える上での重要なテーマであると思っているので、また機会があるときにブログに綴りたいと思いますが、起業という観点から「見える化」が事業価値をもたらすもう一つの要素があります。

それが「個人の見える化」いわゆる自分ログです。

これについて次のブログで、なぜ個人の見える化が私が事業を創る上で重要だと思うのか、背景と仮説、そして具体的にどのような事業アイデアがあるのか、記録していこうとおもいます。

 

誰かのために生きてこそ、人生は価値がある

                    −アインシュタイン−

 

 

 

 

 

起業の準備−行動すること−

日経新聞の広告を見て、すぐに購入した浜口隆則著「起業したくなったら」読みました。

 

起業を考えている人がするべき「準備」について83の項目にわけて解説してくれています。非常にわかりやすいですし、すぐに取り掛かれるものも多いです。

 

成長あるいは成功する人としない人の違いは「行動」するかしないかの違いというのが改めてわかりました。本は多くの情報を含んでいるので、すべて実践しなければいけないという気持ちになってしまい、尻込みして、気づいたら内容も忘れてしまいます。しかし、そのうち2〜3個だけでも実践できれば、1,500円払った分がペイするほど自己成長あるいは自己変革につながると考えています。

 

ただ、「行動」するためには自分の心のマネジメントも必要なのだとも同時に気づきました。今僕はある人との人間関係がうまくいってなく、それが仕事のモチベーションや行動力に影響していることが自覚できるからです。

 

今まで自己啓発本や経営書などはいくつか読んできましたが、本当にやりたいことを実現するため、自分が自分でいるために必要なプロセスが「起業」であると認識しているからなのか、これを読んですぐ取り掛かろうという気持ちになりました。

 

やはりどのような本を読んでいても、起業家であろと企業人であろうと、「思考」と「行動」がバランスして、ほんのすこし行動が大きくなければ「成長」につながらないということがエッセンスとして書いてあるような気がします。

 

自分のやりたいこと、またはそれにつながる「行動」をすること自体気持ちいいもので、良いサイクルを作れます。今まさに久しぶりにブログを更新していますが、これも本にあった「起業の準備」の一つである「文章力」を磨くために意を決して習慣にしようと「決めた」もののひとつです。

 

多くのことが三日坊主になってしまう僕ですが、逆にこれくらいできなければ、「起業」なんてもってのほか。起業したとしても、決めたことができない人とともに歩んでくれる仲間はできないでしょう。

そんなわけで、今後このブログは

・起業のための準備とその行動についての進捗

・社会課題や人々の困り事

・課題を解決するビジネスアイデアのメモ

・本や会った人から得られた知見

週一ペース(土日)に更新することを決めました。

 

いつか誰かがこの記事を見た時に、おお、行動すればこうなれるんだなって思ってくれますように。。。やるぞ!

 

「人は不安がなくなるから行動できるのではありません。行動するから不安がなくなるのです」

 

明日も笑顔!

 

第2回バングラデシュ出張と読書

2015年1月にバングラデシュに出張し、様々な不動産市場を見てきました。

 

今回もバングラデシュに、さらに市場調査を目的としてやってきました。

ビザはアライバルビザではなく、在日バングラデシュ大使館にてシングルエントリービザを取得。やはり取得まで4営業日かかりました。

これまで5回バングラデシュに入国したことがありますが、今回はじめて国内線を利用してコックスバザールに行きます。世界で1番長い砂浜があり、リゾート開発のためチャイナマネーが流れていると噂されていますが、周辺の物件を見に行きます。

また、不動産購入のために法人設立を進めていますが、利益の日本法人へのレパトリや法人税の扱いなどを直接調べるために、BOI(投資庁)や会計士に話を聞きに行きます。

本当に仕事で、ここまで直接僕にこのような体験をさせてもらえるという環境や出会いに感謝しています。

このビジネスの宝庫であるバングラデシュで、事業を立ち上げ、収入を上げるチャレンジができることは、周りの協力やパートナーシップがあってこそだと思います。

思えば不思議なもので、僕がバングラデシュでインターンを終えて、経済的な余裕がないことを理由に日本でしばらく働かざるを得ないと考えていた中、1年でこの地を定期的に踏めるということは、見えざる何かの意志が働いていると思わざるを得ないのです。

それは何か僕に対する期待なのか、課された使命なのか、まだわかりません。ひとつ言えることは、今この環境をおもいっきり楽しんでいくこと。この国にいるといろんなことをやってみたくなる。そのスタートを切れている。

さぁ、明日も頑張ろう!

 

※機内で猪口孝「アジアの幸福度」という書籍を読了。アジアと周辺各国の世論調査の国際比較を通じて、各国の国民目線からの幸せについての考え方や社会類型を紐解くというもの。統計の知識がないとすっと頭に入ってきませんでしたが、読み応えのある一冊でした。ただ、統計の手法や前提、結果の羅列に紙面を割きすぎていて、筆者の考察をもっと深く見たかった。

 

トルストイ「すべての幸せな家庭は同じように幸せであり、不幸せな家庭はそれぞれに不幸せなのである」

 

 

バングラデシュビザ申請近況(2015年1月)

新規事業でバングラデシュの不動産を見に行くことになりました。

僕は、バングラデシュには日本から2回、ネパールから1回入国(On Arrival Visa)で入国したことがあります。

バングラデシュという国は制度や規制が予告なくすぐ変わるので、インターネットの情報ですら、1年前の情報は現況の制度と異なっていることが多々あります。

 

一般的には日本人にとってバングラデシュに行く機会はビジネスやNPOの活動以外では少ないかと思いますが、初めて訪れる人にとっての壁がビザ取得でしょうか。

必要な情報は検索すれば出てくるので端折りますが。。

まず、ビザ申請書がオンライン申請に変わりました。

Bangladesh Online MRV Portal

■たまに調子が悪くて、ページが開かれなかったり、写真がアップロードされないことがあります。

■もし写真をアップロードできなくても、パスポートサイズ(4.5cm×3.5cm)の写真を貼り付ければ大丈夫です。というか、写真をアップできたものをプリントしてもプリントしたものを貼り付けろと当日言われました。

大使館に行くのも大変です。

バングラデシュ大使館はJR目黒駅を降りて、三軒茶屋行きのバス(2番だったかな?)に乗り、7~8分ほどで大塚山というバス停で降車。そこから50Mほどです。

用意した書類を提出して、OKであれば引き換え券のようなものを渡されます。ちなみに、本人じゃなくても大丈夫です。

 

今回一番のミスは、ビザがおりた後のパスポート取得が、4営業日後に変わっていたことです。1年前は翌営業日の決められた時間に取りに行けばもらえましたし、ネットの情報を見ても翌営業日と書いてあったので、余裕かと思っていたら・・・4営業日後じゃないと出せないとのこと。なんだかんだで準備が遅くなり、3日後にはバングラに向かう予定だったので、日本でのビザ取得は断念いたしました。

 

こうなったらもう、オンアライバルビザしかありません。ネパールからバングラに入国したときに、空港のイミグレーションを通過する前にカウンターがあるので、そこで滞在予定先などの住所を記入して渡せば通過できます。

 

ただし、やはりバングラの制度変更は流動的ですので、なるべくなら確実に入国できるよう日本でのビザ取得をおすすめします。

On Arrival Visa についてはこちら↓

Consulate General of the People's Republic of Bangladesh, Los Angeles, California

このようなタイムリーな情報も価値があるかなと思い、また備忘録として、変化の早いバングラ情報は更新していこうと思います。

 

人間の目的は生まれた本人が、

本人自身のために

つくったものでなければならない。 

−夏目漱石−