僕もゼロに。
新年が明け、気づいたら1月も半ばにさしかかってきました。
僕は2013年7月から12月まで、社会起業支援プラットフォーム構築の手伝いをするために、会社員を辞めてバングラデシュに滞在していました。
ここでの活動や、ソーシャルビジネス、国際開発、NGOなど社会起業に関するトピックは追って書いていきたいと思います。今日は、雑感を書きたい気分なので思っていることをそのまま書きます。
現在僕は就活をしています。
かねてより日本を飛び出して仕事がしたかったことと、ビジネスと社会貢献を組み合わせた活動の魅力に惹かれたこともあり、即決でバングラデシュに赴いた僕でしたが、今また普通の会社員に戻ろうとしています。
しかし、そこには様々な迷いが生じていました。
自分は、何がしたいのか、何ができるのか、何を求めているのか。
今自分の脳内は、良く言えばマーブル状態。
海外での生活と、NPOでの活動から、あれもやりたい、これもやりたいという気持ちと、仕事を通じた経験から、これはいやだ、これは辛い、これは現実ではないといった自分の行動を抑制する気持ちが介在している状態。
悩める就活生になっているわけです。
こんなとき、書店でふと手にとった本があります。
ホリエモンこと堀江貴文さんの最近の著書「ゼロ」。
数時間で読みきったあと、このマーブル状態の脳が「シロ」くなった感覚がありました。
これほどまでにわかりやすく、シンプルに仕事やキャリア、そして人生の本質を語っているものはないと思いました。
「人生には、『いま』しか存在しない」
有限である「命」である時間を自分のためにつかって、何がしたいのか。過去を振り返っても事態は変わらない。未来におびえても先へは進めない。
やりたいことをやればいい。やりたいことは全部やれ。
いわゆる納得感や新しい知見を得るというようなハラオチはしませんでした。しかし、なんだかスッキリしました。背中を押されているような気がしました。
あれこれ考えてないで、全部やればいい。できるんだから。
ネガティブなことを考えてるひとはひまなんです。
没頭すればいいんだよ。好きなことに。
没頭できて、すなわち働いて稼いで、みんなと笑顔をわかちあうことができたら最高じゃないか。
そんなことを考えていたら、頭の中がすっきりして、会社員だとか起業家だとか、業界とか専門性とか、学歴だとか、そんな枠はどうでもよくなりました。
やりたいことにどんどん首を突っ込んでいけばいい。まだ20代ですが、もう一度ゼロから、スタートしたいと思います。
僕のココロザシは、やりたいことをやって、笑顔に繋がる、社会を良くする種をみつけること、つくること。そのような思いにいたりました。
堀江さん。気づきを与えてくれて、ありがとうございました。