ココロザシ

ソーシャルビジネス、中小企業の動向、その他私事キロクします。

あたりまえのように、目標を達成する(2)

前回、仕事においても、人生においても、自分の達成したいこと、願望を実現するためには、モチベーションなんて必要ない、当たり前のように「やるべき行動」をロックすして、淡々とこなしていくこと。という絶対達成マインドについて書いた本について書きました。

では、その「絶対達成マインド」はどのようにして醸成されていくのか、その方法について記録していきたいと思います。

まずは「ラポール」を意識する

自分の思うように何かを進めたいとおもったら、まず「ラポール」が必要です。

「ラポール」とは心理学用語で、相手の心と自分の心が通い合っている状態、つまり信頼関係がある状態を指すそうです。これは非常に微妙なもので、感覚的に「あぁ、この人とわかりあえているような気がする」という感覚でしょうか。

願望を達成するためには、少なからず「人に動いてもらう必要」があります。人は一人では生きていけない。だから他人とのラポールが構築されていないと、次の段階に行けないようです。

 人に動いてもらうためには、3つの段階があります。

1.ペーシング

2.ラポール

3.リーディング

 ペーシングとは、相手や周囲とペースをあわせる言動、信頼されるような言動を積み重ねること。

ラポールとは、相手や周囲から認められいる、信頼されている状態。

リーディングとは、相手や周囲をリードできたり、動かしたり、言い分をきいてもらったり、支援をしてもらえる状態だそうです。

ただ、周りが云々よりも、まず自分のことを好きになり、自分のペースに合わせて行動できる、すなわち自分をペーシングすることが何よりも重要であります。

絶対達成マインドをもつための4つのステップ

 絶対達成マインドをもてるようにするためには、4つのステップを踏む必要があります。 

1.わからない状態

2.わかっちゃいるけど状態

3.がんばる状態

4.あたりまえ状態

絶対達成マインドへ!

 

1.何もわからない状態。

クルマの運転に例えていうなら、教習所に通う前、運転の仕方がわからないから運転できない、想像もつかない状態。まずは目的を見据えて、「やり方」、「何をやるべきか」を知ることが重要です。無意識かつ無能の状態です。

2.わかっちゃいるけど状態 

有意識、しかし無能の状態です。何をしたらいいかわかり、行動が必要だと認識しているけど動けない、動かない状態です、ここではまず自分をペーシングすることが重要です。動けなくても大丈夫。その代わり、「大丈夫、いつかは習慣になるから」「大丈夫、いつかはじめるから」ということを頭の中で唱え、「意識」することです。

大事なのは意識している自分を承認してあげること。ここで、行動できないから自分はダメ人間だ、と卑下しないことが重要です。考えているだけでも「サイコー自分!」と褒め称えてあげましょう。

その中で、少しずつ意識する回数を増やす。「行動できない自分」はこれまでの自分の脳にプログラミングされています。このプログラムを書き換え、絶対達成マインドにもってくるには、【意識回数×インパクト】を意識する必要があります。大きなインパクトのあることがあれば、人は行動に移したり、行動を変えたりすることができるそうですが、インパクトが小さくても意識すること自体が小さなインパクトとなり、気づいたら行動できるようになります。これを「マインドチャージ」といい、何かきっかけがあったときにすぐ動けるようになるようです。

ここで注意したいことは、「意識することは一つに絞る」ということです。いろんなことを意識しすぎて、無理に自分をリーディングしようとすると、体がネガティブな反応を起こしてしまいます。

そして、いつの日かやるのです。「行動のロック」を。自分でやると決めた行動を「ロック」すなわち、どんなことがあっても、「やりきる」と決めるのです。ここまでは、必ずといっていいほど「思考のノイズ=やらないいいわけ、周囲からの雑音」がでてきますが、現実から目をそむけず、やると決めるのです。

そもそも、自分の決めた行動に、自分ができない、興味がないことはハナからはいっていないのです。

 

3.わかっちゃいるけどからがんばる状態へ!

よし、行動をロックしてやるぞ!という気持ちになってきたら、行動の回数を増やしていきましょう。意識から行動に変え、【行動の回数×インパクト】を増やすことで、「やること」をあたりまえ化するのです。そのためには、より意識して「行動のロック」をすることが重要です。

自分で決めた行動計画を「ロック」する。やらなければいけない!とにかくやりきる。ロックしないと甘えがでてしまいます。ここは、やらない自分を認めてあげるというよりは、少し気合をいれて無理する時期です。頑張るところです。ここを抜けられず諦めてしまうと、「あたりまえ化」はできません。

また、行動を開始すると、当初想定していなかった問題が必ずでてきます。これを乗り越えることも含めて、「やりきる」のです。

さらに「葛藤のシーズン」がでてきます。やりつづけていいのか、などという甘えや、やめたほうがいいよ、他のやり方があるよ、などといった周囲のノイズに悩まされる時期です。周りになんといわれても、自分に甘えが発生しても、「無理して」ロックしたことをやりきります。

この葛藤のシーズンは、著者の経験上長くても8ヶ月だそうです。

そして第四段階にいきます。

4.あたりまえ状態

無意識有能状態です。自分で行動計画を立てて、行動をロックし、やりきる。繰り返す。当然結果がでます。自分の脳みそで考えたことをやらないと「すっごく気持ち悪い状態」になれば、脳のプログラムが書き換えられ、「結果を出すことが当たり前化」されている、ということです。

すなわち、

絶対達成マインドの醸成がなされた

ということです。この状態になると、時間が未来から流れてくる感覚になるそうです。僕はまだまだ(´・ω・`)

 簡単にまとめるとこんなところです。本当はたとえを交えながら書いていきたかったのですが、文面が長くなりすぎたので、流れとしてはこのへんにしておきます。

 

 

だだ、注意点があるそうです。

「あたりまえ」の反義語は「ありがとう」です。大方、目標は周囲を動かして達成しますので、常に周囲とのラポールが気づかれているか、意識することが大切です。やってもらうことが「あたりまえ化」してしまうと、「ありがとう」という言葉はでない。そうすると、周囲とのラポールは消えてしまいます。

感謝の気持ちは常に持っておきましょう。

また、最初に他者を動かそうとする(リーディング)と、ラポールは築けないことも意識しましょう。

目標を達成するための正しいプロセス

これまでの流れを簡潔にフローでまとめると、

行動→ラポール構築→結果 となります。さらに細かく分解すると、

目標をつくる→行動計画を立てる→行動をロックする→ラポール構築→結果

ビジネスと同様に、結果がでたら、結果の検証をしましょう。このとき、自分がやったあとに他者に検証してもらうこともよいそうです。

 

そして、僕もそうなりたいと思うのですが、口癖を

「最低でも目標達成」

 となるようにしていきたいと思います。

 

次回は、絶対達成マインドを醸成するために役立つテクニックを記録していこうと思います。

 

 

To keep a lamp burning we have to keep putting oil in it.

-マザー・テレサ−