ココロザシ

ソーシャルビジネス、中小企業の動向、その他私事キロクします。

ケチャップで20億円の案件受注?

先日、前の職場の先輩との宴席で、印象深いお話を聞いたので、ここでシェアさせていただければと思います。
 
話は先輩Aさんという方で、よく名の知れた飲食グループの店長~商品開発部を経て、現在は急成長中の会社で総務部長をしています。
 
その方は野球が大好きで、先輩後輩の関係を非常に大事にされています。
 
大学時代は野球部員で、英語ができることから、国際試合に参加することになったそうです。その時同じチームにいたのが後輩Bさんで、二人は顔見知りとなりましたが、その後20年間会うことはなかったそうです。
 
しかし、先輩Aさんがつい先日、海外出張の帰りで羽田空港に着いて税関を通ろうとしていたところ、「あれ?先輩じゃないっすか?」と後ろから声をかけられたそうです。後輩Bさんでした。
 
20年ぶりに再開したA先輩とB後輩で、二人は昔の話をしながら空港内の軽食店でホットドッグとビールを購入したそうです。
 
聞くと、後輩Bは大手総合商社に勤めているそうで、世界を駆けまわっているそうです。すごいなぁと話しながら、おもむろに先輩Aはホットドッグを注文しました。すると、
 
後輩B「先輩、ジョーダンっすよね!?」
先輩A「ん?何が?」
B「ホットドッグっすよ」
A「何で?
B「覚えてないんすか??」
A「え、いや、全然…」
 
何のことか全くわからない先輩Aさんを見て、後輩Bは話しました。
 
B「先輩、大学時代の国際試合の時、ホットドッグ買ってこいって僕に頼んだじゃないですか」
A「そうだったっけ??」
B「その時、僕がホットドッグにケチャップをかけて先輩のところに持って行ったんスけど、先輩にめちゃくちゃ怒られたんすよ」
A「そ、そんなこと言ったっけ??(汗)」
B「ケチャップははじめに透明な汁(水分)が出るから、先輩に出すときはティッシュに透明な水分を出してから出せ!と」
A「あ、あぁ、そんなことも言ったっけ」
B「あの時は、何だよ、細かいなぁなんて思ってたんすけど、今日先輩に会って、しかもホットドッグを食べるなんてびっくりですよ!だって、、」
A「だって?」
B「実は今日まで出張で海外にいって、接待ゴルフしてたんですが、ちょうど休憩中にホットドッグを食べる機会があったんです。僕は陣営の中で一番下っ端でしたから、率先してホットドッグにケチャップをかけようとしたんですが、ふと昔先輩に言われたことを思い出して、ケチャップをはじめティッシュに出して、その後ホットドッグにかけて先方の社長にお渡ししたんです。当然、なんでそんなことするの?と言われるわけです。それで、『相手に失礼がないように、透明な汁を先に出してからお渡しするためです』と伝えたところ、そこから気に入られ20億円の案件を受注したんです!」
A「・・・まじ??」
B「マジっす!15年前に先輩に言われたことを思い出して実践して、20億円の案件受注した帰りに15年ぶりに先輩と会って、ホットドッグ食べるんですから、そりゃジョーダンかと思うわけですよ」
A「お、おぉ、、、」
 
このエピソードにはさすがの先輩Aも驚きを隠せないようでした。二人は短い再開の時間を惜しみながら過ごし、またそれぞれの帰途に着いたそうです。
 
こんなこともあるんだなとしみじみ思うわけです。
 
そして、このエピソードから言えることは、
 
「今の一瞬一瞬が明るい未来につながっているんだという意識をもつこと」なんじゃないかなと思います。
 
 
普段の行動を計画して、意識してやるのと、計画せず無意識にやるのと、時間が経てば経つほど
人生の質に大きな差をもたらします。また、能動的に動くこと以外、つまり外部からやってくる現象に対しても、全て何らかの形で将来につながっているから、その時間を活かすようにしよう。と考えることで、後々振り返ってみるとなんでもなかったコトが、今の大きな変化を作り出している、なんてことに繋がるんじゃなかいなって思います。
 
あとは素直さ。起きたこと、指摘されたこと、教えられたことを吸収し、未来に活かすことは大事だけれど、素直に、謙虚に外部からの刺激を受け入れるココロを持たないと、普段の行動において意識を持つ習慣づけることはできません。
 
これって期間が長ければ長いほど、指数関数的に成長していくんだと思います。
 
そんな、いい話を聞いた夜でした★
 
-美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るのかい?そう思った時点で負けだ。ライバルが何をしようと関係ない。その女性が本当に何を望んでいるのかを、見極めることが重要なんだ-
 
Steve jobs
 

人生とは時間に色を塗っていくこと??

 

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 中小企業支援のお仕事を始めてから、いわゆる経営者と呼ばれる人々や、ある業界にめちゃくちゃ詳しい人とか、その道のプロフェッショナルと呼ばれる方々とお話させていただく機会が徐々に増えてきました。

そんな、これから世の中を変えていこうと邁進している方々は、僕も含めて普通の人と違う決定的なコトが違うと改めて気付きました。

それは「時間の使い方」。

タイムマネジメントです。

よく自己啓発本なんかにありますね。目標たてて、逆算して、行動する・・・(以前の記事にも書きましたが)

でもでも、そんな文字で書いてあるようなことを意識しているわけもなく、

ただ、経営者の方々の動きを見たり、聞いたりしていくなかで、よりリアルに感じたのは、単にTODOをこなしていくのではなく、とにかくなんでもかんでもスピード速くやっているのでもなく、

「時間に自分の色を塗っている」ということです。

どういうことか?

これは僕がいろいろな経営者、何らかの分野で成功している、あるいは成功しそうな人の話を聞きながら思ったことですので、あくまで勝手なイメージなのですが、

人は生まれた瞬間から

自分の持ち時間があって、はじめは全て空白、無色透明。

人生の最期の瞬間に後悔するか、心豊かに天国に行けるかは、生きている間に塗ってきた時間の色の重なり=混ざった色で決まるのかなぁと。

 成功、あるいは、本当に幸せだったと思って最期の時を迎える方は、自分の人生の中で強烈な願望(≠欲望)がある、だからその願望を成し遂げるために、自分の思考のイメージを実現するために、「ある色」のイメージを持っていて、無色のキャンパス(使える時間)にできるだけ多くその色の時間を塗っていくのです。

反対に、後悔したり、寂しく、不幸な気持ちで最期を迎える方は、他人に塗られたキャンパスになっているか、自分の願望に沿っていない色で染めてしまった方なのかなと。

ここでの色とは、

「行動の内容」

です。

行動の内容は大きく2つの軸に沿って色が変わります。

「自分の願望に沿った行動か」

「人のため、社会のためなど、◯◯のために動いている行動か(特に長期的に)」

これらの行動には白だったり、赤だったり、「陽」の色がつきます。

反対に、「自分の願望でないこと、自分のため(我欲)の行動」は「陰」の色がつきます。

具体的な行動と色の例を挙げると、以下のような感じでしょうか。あくまでイメージですが。自分の好きな色を「陽」の色にしてかまわないと思います。

 

「陽」

赤…人生を良くするような、長期的な視野で願望に沿っている時間(起業、計画、企画、発明、ボランティア、アイデア会議、作品作り、勉強、社交、紹介など)

水色…長く、色塗りができるような土台作りの時間(運動、手料理、会話など)

緑…その時間だけは楽しく、いい思い出となる時間(スポーツ、趣味)

オレンジ…陽の時間のつなぎ時間(移動など)

「中」

灰色…内容関係なく、ただ考えている時間

「陰」

茶色…願望に沿っていない、人にやらされている時間

黒…壊す時間(人間関係、地球環境、命、社会など)

 

これ、チャート図にできそうな気もするので、今度もう少し時間をかけて内容を練ってみようかなと思います。

さて、こんな感じで人生の豊かさと後悔を分ける2つの軸に沿って、時間を行動の内容によってを色分けしたわけです。

なんでこんなことを考えたかというと、自分自身の行動を見つめなおす、具体的な方法を模索するためです。

例えば、

1.自分の願望を定義する(人生において追い求めるもの)

2.それが「◯◯のため」になっているか確認する

3.行動の内容と色を定義する

4.手帳や日記に、なるべく細かい時間に区切って、定義した色で行動した時間を塗る

5.後で振り返る

6.行動を見直して、質を高める

といったことです。

色で塗り分けることによって、自分の行動の質が見える化でき、自分が決めたよりよい人生につながっていくのではないかと考えたわけです。

憶測ですが、成功した人、心が豊かでいつも笑顔な人というのは、「陽」の時間が多くを占めているのではないかと思うのです。

僕は凡人ですが、こういった手間を少しかけることによって、少しでも人生を実りあり、人のためになり、ポジティブな時間になるのではないかと思うのです。

人生は自分の時間にいい色を塗っていくことで決まる、そしてそれは自分で決められる。

そう信じて、いきまっしょい!

ちなみに、今までお会いした尊敬に値する方々の中で、もっとも輝いている時間の内容と色は「メタリックレッド」かなぁなんて思いました。

内容は、「自分の願望と相手の願望が一致して、その方との関係を育む時間」です。

これは今後の時間の色をどんどん「陽」に変えていく要素だなと感じています。

久しぶりに書くと止まらんので、今日はこの辺で。

 

If I had six hours to chop down a tree, I'd spenda the first four hours shaping the axe.

-Abraham Lincoin-

 

 

日経新聞で社会課題とビジネスの手法での解決策を特集!

ふと、このブログの趣旨を改めて考えると、社会課題とソーシャル・ビジネスについて書いていくということを思い出しました。。。

今の勤め先や、土日に活動しているNPOでは、まさに泥臭く、ソーシャル・ビジネスにつながるタネを蒔いていますが、本当に徐々に、徐々にではあるものの、企業やそこで働く人々も当たり前のように社会貢献をうたうようになってきました(実態はともかくとして)。

最近とてもうれしいのが、日経新聞に「新産業創世記」と題して、最新のソーシャル・ビジネス事情を特集してくれていることです。

 

vdata.nikkei.com

貧困、テロ、難民、教育、災害復興、国内外の様々なトピックに対して、いわゆる社会起業家の想いや最新技術を活かした活動がとてもエキサイティングで、ココロ震える記事です。

仕事柄中小企業の社長とお話させていただくことが多い中、たとえ社会課題解決に直接的に関わっていなくても、事業の想い、従業員への想い、社会への想いが良い方向に向いていると、すごくワクワクし、強く共感します。

本気でサポートしたいと。

あとは、「実」が大事。メディアに載るような事業を行っていたり、載っていなくても、誰がみても社会課題解決に寄与している事業は得てして周囲の者をワクワクさせる(巻き込んでネットワーク化している)し、収入をつくる工夫がなされているし(まだ赤字でも、利益をつくる見込みが高い)、実が伴っています。

そこに至るまでの苦労は本当に人並み外れた情熱があるからこそだと思います。

話はそれますが、今、海外の社会課題を日本の皆様に「知って」もらい、さらに日本人個人や企業を、それぞれの社会課題解決にどのように活かしていけるか「提案」し、その社会課題に取り組む現地のNGOや民間企業と強みを融合し、弱みを補完し合えるような「リソースマッチング」を所属のNPOで提供できないかと計画中です。

バングラやアジアの国々を滞在した経験から、日本の社会課題を解決しながら、海外の課題も解決できる最適解が必ずあることを確信しています。

また動きがあればこちらでもご紹介したいと思います。

 

とにかく、日経新聞、もっと特集組んでください!! いつか当たり前のように社会的事業面ができればいいのに。

 

 

 

 

 

 

IPO実務検定試験(標準レベル)を受けての気づき

2016年1月末、IPO実務検定試験を受けてきました。結果は81%で合格(標準レベル、60分で60問、70%以上で合格)でした。

 

上場を目指す企業は、適用される法令や遵守事項が増え、株主をはじめとして、上場後に関与するステークホルダーに対して責任ある行動と情報開示が求められます。

また、準備作業は膨大で、社内ルールの整備や上場申請に関する横断的な知見を有していなければなりません。

本検定では、上場に必要とされる知識や実務能力を有した人材を育成するための試験です。

仕事柄、上場を目指す中小企業が多いため、少しでもクライアント企業に有益なサポートをするため、また前職で上場準備に携わっていたことから、興味を持って受けてみました。

検定に関する基本的な情報は公式サイトに譲るとして、このブログでは、少しでもこの試験に興味のある方のお役に立ちたいという思いで書きたいと思います。

なにせこの試験、とにかく情報が少ないからです。

見えないものは不安ですね。これまで証券アナリストやFP、宅建などの試験を必要に迫られ受けてきましたが、どれも知名度が高く、テキストや問題集が充実しているため、受けた人の体験談やスクールに通えばよかったのですが、本試験はニッチ?な領域なので、ネットを見ても情報が乏しく、どのように勉強したらよいかわからず、不安な感じでした。

以下から、これから試験を受けるであろう方にも(ちょっとは)貢献できる所感を述べます。

勉強方法

僕の場合、試験は2ヶ月後に設定(いつでも受けられるので)し、

公式テキスト

Amazon.co.jp: IPO実務検定試験公式テキスト〈第5版〉: 日本IPO実務検定協会: 本

と、

公式問題集

Amazon.co.jp: IPO実務検定試験(R) 公式問題集 第2版: 有限責任監査法人トーマツ トータルサービス本部: 本

 

を購入。公式問題集は市場に出回っておらず、アマゾンでプレミアム価格で買いました。。。

でも、買ったほうがいいです。後で述べますが、形を変えて設問にでてくるので。

回した回数としては、1ヶ月ゆっくりテキスト(標準レベルの箇所のみ、興味があれば上級レベルの箇所も)を1回読み、問題集を半月かけて時間があるときに1回まわし、問題の感覚を掴んだあとに、試験3日前から集中してテキストを問題をイメージしながら精読(でも早く)、問題にでそうなところはエッセンスをノートに書きながら、問題集も1回確認がてらまわしました。

テキストには表が数多く掲載されておりますが、全て覚えなくても、一通りは読んだほうがいいと思います。

試験を受けて-実務しているイメージが大事!

じゃあ形だけ他の人と同じようにテキストと問題集回すだけでいいの?てな話になりますが、僕は「読むときの心構え」がこの試験を受ける上で重要ではないかなと思いました。

つまり、特に実務経験がない人が当てはまるのですが、試験の目的自体が「IPOの実務をできる人を養成する」とあるので、実際にIPO準備をしているイメージをしながらテキストを読むということが重要だということです。

僕はもともと証券会社に勤めており、一定の予備知識と上場準備に携わっていたことからテキストに書いてあることは、「あっ、この場面で証券会社からこんなこと言われてたな〜、そのためにこんな書類をつくったり体制を整備しなければいけないんだった」というように、具体的に実務をやってるところをイメージできていました。

実際にテストを受けていると、単純に知識の記憶力を問う問題はテキストに書いてあることをまる覚えすれば足りるのですが、テキストに書いてある内容を問うているのだけど、表現がまるで現場にいるイメージができていないと間違った選択をしてしまうだろうなぁという設問が多くみられました。 

ですので、ただ漠然と読むのではなく、テキストの内容を隅々まで読み、自分が担当者として証券会社や監査法人、社長や経営企画室、内部監査担当者の人とその内容についてやりとりをしているイメージを持って読み進めてください。

これで試験のための勉強ではなく、現場で活躍するための勉強にすることができます。

試験勉強に役立つ具体的なTIPS

以下に、試験でしっかり得点する、僕が試験を受けたうえでの気づきポイントをまとめます。

1.時間配分

本試験は60分で60問。1問1分で解かなければなりません。ネット上の他の情報にもありますが、30〜50%は選択肢の内何個あっているか(間違っているか)を問う問題です。これには1分から1分30秒かかるものもあります。そのため、他の単純な正誤を1つ選ぶ問題はパッパッと説いていきましょう。テキスト読んでれば瞬発的に答えられます。

 

2.テキストは隅々まで読む

印象に残った問題で、財務諸表の数値の表わし方(端数、表記なしの場合)がでたり、稟議書にはコメント欄を設けるのが望ましい、など、テキストに確かにでていたけど、個人的にはこんな細かいものもでるのかというところが選択肢にでてきました。強弱をつけて勉強することは大切ですが、標準レベルに該当する箇所は、隅々まで気を抜かず読み、知らなかったことはしっかりメモしておくことが大切です。

 

3.公式問題集もしっかりね

正直、問題集は問題数が少なく、アウトプットした気にならん!と若干感情的になりますが、やはり公式。全く同じ問題がでることはありませんが、その中での本質というかエッセンスはかなり選択肢に入っていたように思います。

 

 4.テキストに明らかに書いていないことは間違いの可能性大

言われたとおりテキストは隅々まで読んだ、でも本番で、「こんなの書いてなかったよ!」という選択肢が何個かでてきます。常識的に考えればそれはありえそうだ、とう選択肢は、ひっかけの可能性が高いと思いました(答え持ち帰れないので、真偽の程はわかりませんが)。ひとつ言えることは、テキストをしっかり読んだ前提で、そこに書いてないけどそれっぽいことがあって、他の選択肢と迷う場合は、書いてあったことを信じる!というスタンスで解答してください。仮にひっかけじゃなかったとしても、その割合は多くはないはずです。

  

以上、IPO実務検定試験を受けるに当たって、僕が経験したことからの気付きの共有でした。

IPOを目指す企業をしっかり支援することは、日本経済を活性化する上で重要であると思います。

しかし、上場にかかるコストや時間、関わる人が膨大になりますので、もっともっと実務担当者のスキルが底上げされ、スムーズに準備できる環境が整えばいいなと思っています。

この試験も、横断的な知識が身につくので、楽しいですし、他の業務でも役立つことが多くあると考えており、有意義だと考えております。是非参考にしていただければ幸いです。

 

次はタイミングを見て上級レベルを受けますー!

 

When we go into that new project, we believe in it all the way. We have confidence in our ability to do it right. And we work hard to do the best possible job.

-Walt Disney-

 

 

 

 

台湾でカウントダウン2016

明けましておめでとうございます。

いつも固めだったり、仕事関連の話ばっかりだったので、たまには旅行モノを。

 

2015年〜2016年の年末年始休暇を利用して、台湾に行ってきました。一昨年仕事で台湾にいってきましたが、ほととんど観光ができなかったため、今回は純粋な旅行とカウントダウンに。

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台湾のカウントダウンは日本人にとっても有名でネット上にも情報が載っていますが、今回は僕がカウントダウンを見たスポットその他お役たち備忘録を書きます。

 

1.まず両替について。

本当に失敗しました。結論からいうと、初めての人は台北の空港で両替したほうがいい。具体的には、飛行機を降りてから税関を抜けるまでの間にあるので、そこで。

日本の空港や、現地のホテルなどが両替しやすいところですが、かなり高い。僕は日本でやってしまいました・・

今ではFXの口座でやれば非常に小さい手数料(スプレッド)で交換することもでき、それが一番ですが、そこまでしていないよという方は台湾の空港で換えましょう。

レートは

日本の空港1TWD=4.00円くらいだったのに対し、

現地空港は3.70円くらい。なんと30銭も違います!!

ホテルでは3.85円くらいでしょうか。もちろん場所によって違いますが。

通貨の流動性の問題があるのでしょう。途上国にいって日本円を現地通貨に換えるのと、米ドルを交換するのでもやはりスプレッド(売値と買値の差)が違います。

60分フルマッサージがTWD800でしたので、日本で両替した場合 3,200円、台北空港で両替した場合2,960円です。一回では200円ほどのインパクトですが、これが積み重なると本当にでかい。

現地のモノは現地で調達。コレ基本ですな。

 

2.MRTを駆使!

MRTとは台湾の地下鉄ネットワークです。東京メトロみたいな。僕はMRTを駆使して、短時間で効率よく見たいところを回りました。何より日本の地下鉄よりシンプルな作りをしていいて、乗り換えも簡単なので、すぐ慣れます。漢字だし。

 

MRTの乗車にはSuicaやPasmoのようなICカードが駅またはコンビニで購入できます。デポジットは100TWDで、プラスチャージして使います。台北は「ここは日本か?」思うほど日本語の案内が多い場所ですが、駅の券売機は英語と繁体語(台湾の中国語)表示のみ。英語でならなんとか購入できるでしょう。

 

MRTでは大抵がTWD16(60円ちょっと)で、ちょっと遠くにいってもTWD20くらいなので、リーズナブルに移動することができます。

事前に行きたいところをPickUPしておいて、乗る順番や乗り換え場所を決めておくと効果的!

 

3.カウントダウンの穴場?

台湾との時差は−1時間なので、日本が1月1日午前1時のときに台湾で新年を迎えるのですが、有名なのは台北のランドマークタワー、台北101。カウントダウン後3万発の花火がタワーから放射される姿は、日本ではなかなかみられず圧巻。

 

こちらはそのままの駅名があるので、もちろんそこに行けばみることができるのですが、僕の場合は1月1日の早朝帰国便に乗る予定でしたので、早く帰って準備しなければなりませんでした。

 

では、いい感じで花火が見れて、カウントダウンの雰囲気が味わえて、かつ早く帰れるいい場所はないか?と考えたときに、「信義安和駅」の出口付近の交差点でした。

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夕方くらいから交通規制が始まり、1車線は完全に歩行者天国。3時間前くらいからひとだかりができはじめたところで、駅の出口に陣取りました。あまり座れるところはないのですが、いい感じでスペースがあり、ファミマで調達したハンバーグおにぎりを頬張りながら、人間観察をして過ごしました。

 

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そしてカウントダウン始まる!

 

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はじめは綺麗な花火が噴射し、みんなで「おぉー」と盛り上がっていましたが、西側は風下に当たるらしく、次第に煙につつまれ、まるでビル火災にあったかのような状態に…

 

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周囲の方々も苦笑い・・なんとなく雰囲気を味わえればいいという方には最適です(笑)

それでも花火はなんとか見ることができました。

3万発を5分ほどで打ち終え、あっけなく終了しましたが、良かったのはその後!日本だと花火大会終了後の最寄り駅は悲惨な状態になりますが、今回は駅チカに陣取っていたこと、花火終了後に速攻駅に入ったことのおかげで、中はガラガラ。まるで平日のような感覚でホテルに戻ることができました。

旅に風情や旅情は必要ですが、目的をしっかりもてば、必要なところで効率的な判断をすることができ、その分を違う良質な時間に使えます。

限られた旅行の時間、やりたいことを事前に絞って、質の高いときを過ごしたいものです。

 

「目標も計画もなしに、成功はありえない」

−ナポレオン・ヒル−

目標達成のための4サイクル

中小企業支援の仕事に就いて、早3ヶ月。

東京で中小企業向けに、財務分析と経営計画立案をサポートすることがメインのお仕事ですが、ゼロから始めていることもあり、まずはお客様を増やさなければなりません。

そのため、いわゆる「営業」「マーケティング」的な要素がかなり関係し、これまで自分が経験していないことが多い分、四苦八苦しています。

その中で、営業の先生にコーチをしていただき、気づいた点、おそらく全ての人に頭に入れておいていただいて損はないであろう「目標達成を早めるコツ」をシェアします。

仕事においてだけではなく、自分の人生を素晴らしいものにするために、成功している人が実践している方法です。僕も実践中なので、成果がでたら報告します。

1.ゴールを設定する

本来は、一人の時間をとって、「人生の目的」を考えたうえで設定する、「目標・願望」を決めることが第一です。目標なくして成功なし、です。自分はこうありたいから、◯◯を達成する、ということです、

10年〜20年後に実現したいこと、5年後に実現したいこと、1年後に実現したいことそれぞれ紙に書き出します。

できる上司や、自己啓発本の類では必ず書いていますね。だれでも時間を取ればできるはずなのに、みんな成功している人はやっているのに、これをやらないなんてもったいないと思えるようになりました。

ほしいものや、なっていたい姿、経験したいことなどを書いて、常に身近においておくのが良いでしょう。通常は手帳でしょうか。

2.設定したゴールに関連する行動を書き出す

まずは設定したゴールを毎日見るなど、潜在意識に強く刷り込ませることが大事です。これにより、普段仕事中や街を歩いている時など、関連する情報が目に入るようになったり、他者とのコミュニケーションの中で会話に出すようになります。

その上で、ゴールに関連する行動をとにかく思いつく限りリスト化します。

例えば、「1年後に中小企業診断士を取得する」というゴールを設定した場合、2の関連する行動リストは以下のようになります。

  • 試験日を確認する
  • 合格基準を確認する
  • 受験費用を確認する
  • 試験日までの日数をカウントする
  • 合格基準を満たすための勉強方法を確認する
  • 勉強に必要なツールを用意する
  • 勉強に必要な時間を稼働可能な日数で割り、1日あたり押さえるべきテキストのページ数や解くべき問題数、それに必要な時間数を算出する
  • 1日のスケジュールに勉強時間を確保する
  • 予定された時間に勉強する

といった具合です。

 

3.コアタイムをつくる

コアタイムとは、1日のうち、設定したゴールに関連する行動をとる時間のことです。

3年後に100万円貯める!というゴールを設定した場合に、ご自身の収支を見える化し、1ヶ月いくら貯めれば達成できるかわかります。

ただし、実際に実行する場合は、様々な特別な出来事がありますので、支出が収入を上回り、貯められないことが多々あります。

これをなんとかするのが、先に貯蓄分を、絶対下ろせないところに預けてしまうことです。これでのこった分を生活費にまわします。こんなんじゃ生活できないよ〜、という場合は、ゴールがキツすぎるか、ご自身で本当に100万円貯めるという決意・覚悟がない状況です。どんなことでも、決めるのは自分なので、決めたことには責任を持つということが肝要です。

コアタイムに話を戻しますが、時間に関しても、まず目標に関連する行動をとる時間(=コアタイム)を、予め確保することが重要です。1日にやることはたくさんあるでしょうが、1時間だけは絶対に中小企業診断士の勉強に使う!!と決めるのです。

この意味では、あれもこれもとゴールを設定しすぎると、必要な時間を確保できず、挫折してしまいますので、常に2,3個のゴールを持っていると良いのではないでしょうか。

経営においてもそうですが、一日の中で私たちが行動することは、重要度×緊急度で4つのカテゴリに分類されます。

1.重要度が高く、緊急度が高い

2,重要度が高く、緊急度が低い

3.重要度が低く、緊急度が高い

4.重要度が低く、緊急度が低い

1については誰しも行動することなのですが、翻弄される人生を送る人は、3と4に時間を使いすぎな傾向があります。例えば、アポなしできた人に対応する(3)や、テレビをダラダラ見る(4)などです。

成功の道を行く人は、とにかくコアタイムにおいて、2の時間を優先的に割ける人です。人生のビジョンを考えたり、集客の仕組みを考えたり、セミナー参加やビジネス書を呼んだり、他者の願望実現を手伝ったり…

1日の行動の中で、2の事項(ゴールに関連すること)に時間を割けるようにしっかり確保しましょう。

4.記録・チェック・行動改善

ここまできたら、あとはプランにしたがって行動するのみ!行動すれば結果がでます。良くても悪くても、結果を記録し、1週間あるいは1月に一度、記録をチェックしましょう。予定より遅れていたり、違った方向がわかるようになります。これで、行動を改める機会を得られます。僕はここが成長のポイントだと思っています。

理想と現実のギャップが明確になり、改善行動をとれるかどうかが、ゴール達成の近道になります。

あれ、この流れ、何かに似てませんか? 

そう、PDCAサイクルです。企業経営をする上で、継続的に世の中に価値をもたらすために必要な行動の流れです。

トヨタも、アップルも、フェイスブックも、初めは零細組織に過ぎなかったはずですが、これを何度も何度も繰り返し、雪だるまのように大きくなってきたのです。

今回は自省の意味も込めてこの流れを文字に起こしましたが、実際に行動してみて、日々自分が、昨日の自分より精神的にも、能力的にも良くなっている、と実感しています。

この地道な積み重ねが成功への近道ということが、やっと実感できるようになりました。

次回は、行動チェックをする上で便利なツールと利用方法を記録します。

 

あたりまえのように、目標を達成する(2)

前回、仕事においても、人生においても、自分の達成したいこと、願望を実現するためには、モチベーションなんて必要ない、当たり前のように「やるべき行動」をロックすして、淡々とこなしていくこと。という絶対達成マインドについて書いた本について書きました。

では、その「絶対達成マインド」はどのようにして醸成されていくのか、その方法について記録していきたいと思います。

まずは「ラポール」を意識する

自分の思うように何かを進めたいとおもったら、まず「ラポール」が必要です。

「ラポール」とは心理学用語で、相手の心と自分の心が通い合っている状態、つまり信頼関係がある状態を指すそうです。これは非常に微妙なもので、感覚的に「あぁ、この人とわかりあえているような気がする」という感覚でしょうか。

願望を達成するためには、少なからず「人に動いてもらう必要」があります。人は一人では生きていけない。だから他人とのラポールが構築されていないと、次の段階に行けないようです。

 人に動いてもらうためには、3つの段階があります。

1.ペーシング

2.ラポール

3.リーディング

 ペーシングとは、相手や周囲とペースをあわせる言動、信頼されるような言動を積み重ねること。

ラポールとは、相手や周囲から認められいる、信頼されている状態。

リーディングとは、相手や周囲をリードできたり、動かしたり、言い分をきいてもらったり、支援をしてもらえる状態だそうです。

ただ、周りが云々よりも、まず自分のことを好きになり、自分のペースに合わせて行動できる、すなわち自分をペーシングすることが何よりも重要であります。

絶対達成マインドをもつための4つのステップ

 絶対達成マインドをもてるようにするためには、4つのステップを踏む必要があります。 

1.わからない状態

2.わかっちゃいるけど状態

3.がんばる状態

4.あたりまえ状態

絶対達成マインドへ!

 

1.何もわからない状態。

クルマの運転に例えていうなら、教習所に通う前、運転の仕方がわからないから運転できない、想像もつかない状態。まずは目的を見据えて、「やり方」、「何をやるべきか」を知ることが重要です。無意識かつ無能の状態です。

2.わかっちゃいるけど状態 

有意識、しかし無能の状態です。何をしたらいいかわかり、行動が必要だと認識しているけど動けない、動かない状態です、ここではまず自分をペーシングすることが重要です。動けなくても大丈夫。その代わり、「大丈夫、いつかは習慣になるから」「大丈夫、いつかはじめるから」ということを頭の中で唱え、「意識」することです。

大事なのは意識している自分を承認してあげること。ここで、行動できないから自分はダメ人間だ、と卑下しないことが重要です。考えているだけでも「サイコー自分!」と褒め称えてあげましょう。

その中で、少しずつ意識する回数を増やす。「行動できない自分」はこれまでの自分の脳にプログラミングされています。このプログラムを書き換え、絶対達成マインドにもってくるには、【意識回数×インパクト】を意識する必要があります。大きなインパクトのあることがあれば、人は行動に移したり、行動を変えたりすることができるそうですが、インパクトが小さくても意識すること自体が小さなインパクトとなり、気づいたら行動できるようになります。これを「マインドチャージ」といい、何かきっかけがあったときにすぐ動けるようになるようです。

ここで注意したいことは、「意識することは一つに絞る」ということです。いろんなことを意識しすぎて、無理に自分をリーディングしようとすると、体がネガティブな反応を起こしてしまいます。

そして、いつの日かやるのです。「行動のロック」を。自分でやると決めた行動を「ロック」すなわち、どんなことがあっても、「やりきる」と決めるのです。ここまでは、必ずといっていいほど「思考のノイズ=やらないいいわけ、周囲からの雑音」がでてきますが、現実から目をそむけず、やると決めるのです。

そもそも、自分の決めた行動に、自分ができない、興味がないことはハナからはいっていないのです。

 

3.わかっちゃいるけどからがんばる状態へ!

よし、行動をロックしてやるぞ!という気持ちになってきたら、行動の回数を増やしていきましょう。意識から行動に変え、【行動の回数×インパクト】を増やすことで、「やること」をあたりまえ化するのです。そのためには、より意識して「行動のロック」をすることが重要です。

自分で決めた行動計画を「ロック」する。やらなければいけない!とにかくやりきる。ロックしないと甘えがでてしまいます。ここは、やらない自分を認めてあげるというよりは、少し気合をいれて無理する時期です。頑張るところです。ここを抜けられず諦めてしまうと、「あたりまえ化」はできません。

また、行動を開始すると、当初想定していなかった問題が必ずでてきます。これを乗り越えることも含めて、「やりきる」のです。

さらに「葛藤のシーズン」がでてきます。やりつづけていいのか、などという甘えや、やめたほうがいいよ、他のやり方があるよ、などといった周囲のノイズに悩まされる時期です。周りになんといわれても、自分に甘えが発生しても、「無理して」ロックしたことをやりきります。

この葛藤のシーズンは、著者の経験上長くても8ヶ月だそうです。

そして第四段階にいきます。

4.あたりまえ状態

無意識有能状態です。自分で行動計画を立てて、行動をロックし、やりきる。繰り返す。当然結果がでます。自分の脳みそで考えたことをやらないと「すっごく気持ち悪い状態」になれば、脳のプログラムが書き換えられ、「結果を出すことが当たり前化」されている、ということです。

すなわち、

絶対達成マインドの醸成がなされた

ということです。この状態になると、時間が未来から流れてくる感覚になるそうです。僕はまだまだ(´・ω・`)

 簡単にまとめるとこんなところです。本当はたとえを交えながら書いていきたかったのですが、文面が長くなりすぎたので、流れとしてはこのへんにしておきます。

 

 

だだ、注意点があるそうです。

「あたりまえ」の反義語は「ありがとう」です。大方、目標は周囲を動かして達成しますので、常に周囲とのラポールが気づかれているか、意識することが大切です。やってもらうことが「あたりまえ化」してしまうと、「ありがとう」という言葉はでない。そうすると、周囲とのラポールは消えてしまいます。

感謝の気持ちは常に持っておきましょう。

また、最初に他者を動かそうとする(リーディング)と、ラポールは築けないことも意識しましょう。

目標を達成するための正しいプロセス

これまでの流れを簡潔にフローでまとめると、

行動→ラポール構築→結果 となります。さらに細かく分解すると、

目標をつくる→行動計画を立てる→行動をロックする→ラポール構築→結果

ビジネスと同様に、結果がでたら、結果の検証をしましょう。このとき、自分がやったあとに他者に検証してもらうこともよいそうです。

 

そして、僕もそうなりたいと思うのですが、口癖を

「最低でも目標達成」

 となるようにしていきたいと思います。

 

次回は、絶対達成マインドを醸成するために役立つテクニックを記録していこうと思います。

 

 

To keep a lamp burning we have to keep putting oil in it.

-マザー・テレサ−